「何を解決する」ではなく「クライアント自身がどうあるのか」にフォーカスできるようになりました
── 現在されているご職業を教えてください
私は今コーチとして活動を始めています。オーストラリアに居住していまして、昨年そちらの方で会社を立ち上げて活動を始めていたんですが、今月に入って日本でも本格的に活動を展開しようというので、今日本でコーチング会社を立ち上げていまして、これから本格的にスタートさせようという段階におります。
── 「虎の穴プロフェッショナルTHE伝承」を受講する前に、コーチングの学習・実践の経験はどれぐらいありましたか?
昨年の一月から、3か月半ぐらいアメリカの大学でコーチングの講座を受講しました。そのあと5月から、日本の大手コーチング会社でトレーニングを受けています。
8月から虎プロに参加させていただいたので、8月以降は日本の大手コーチング会社のトレーニングと合わせて、2つ並行して受講していました。
コーチングに関しては、昨年の6月ぐらいから実際にクライアントを持って始めています。
本当の意味でコーチングの深い所を理解したくて受講を決めました
── 「虎の穴プロフェッショナルTHE伝承」への参加を決められた最大の理由は何でしたか?
元々「コーチTV」をYouTubeで拝見していて、昨年の2月に2期の募集があった時に、申し込もうかどうか一度悩みました。けれどもその頃、コーチングはアメリカの大学で少しかじった程度でしかなかったので、自信がなかったというか勇気がなかったというか、そんなことで一旦見送りました。
それで5月から大手のコーチング会社のトレーニングを受けるようになったんですが、そこでいろんなスキルなどを学びながら、何となくの理解というのは深まっていくんですけれど、なぜそれがそうなのかとか、ちょっと深い所の理解が自分で十分じゃないなっていうことをすごく感じていたんですね。
このまま続けているだけでは、本当の意味で深い所を理解してコーチングをするということは自分にはまだまだできないのかなって。
コーチTVの方で拝見してると、谷口さんは本当にわかりやすくて、エッセンスをきちんと伝えていただける、そういう印象を私は持っていたので、「じゃあ、ちょっと一度門をたたいてみよう!」と思って、それで3期に申し込んだ、という流れです。
コーチングへのイメージや幅が広がりました
── 「虎の穴プロフェッショナルTHE伝承」で解決したいと思われていた悩みや、講座に期待されていたことは何ですか?
今となってはお恥ずかしいぐらいの悩みかも知れないんですけど、「コーチはクライアントにアドバイスもしないし教えもしない」ということを学びました。「全ての答えはクライアントの中にある」という原則も学び、それで実際にクライアントを持ってやり始めたんですけど、「本当にこれでいいのか?」っていうのを結構悩んでいたんです。
例えばクライアントの方の中には、私のこれまでのビジネスの経験とか、そういったものを知りたいという方も比較的多くて、そういうものをシェアしながらするのはよくないのかな?みたいな。見てらっしゃる方からすると、そこを悩んでいたのかっていうぐらいの話かも知れないですが、そういう事を悩んでいて。
それで虎プロが始まって、まず谷口さんにそこを質問したんです。それに対して谷口さんは、「コーチはアドバイスとかティーチング、そういったものはしない。ただ、情報提供はする。で、その情報を実際採用するかどうかはクライアント次第。クライアントの判断だ。」と答えてくださって、すごく腹落ちがしたんですね。
それ以降は自分のクライアントの方の要望があった時は、「私は過去こういう経験をして、その時はこう思った」、みたいな情報提供をして、それが「すごく参考になった」とか、「いや、それは採用しないけど、こっちのことはすごく参考になったんで使ってみたい。」とか、
クライアントの方にプラスの効果があったかなというふうに思っていて、そこはすごく腹落ちして、受講前と受講した後で、大きく私のコーチングへのイメージとか幅が広がったというか、そんな体験を早い段階で経験できたかなというふうに感じています。
「なぜそれをやっているのか?」という疑問を毎回的確に教えていただいてスッキリする感覚を持てました
── 「虎の穴プロフェッショナルTHE伝承」で特に印象に残っている内容は何ですか?
たくさんあるんですけど、おそらくコーチとしてどういう段階にいるかによって違ってくるのかなと思ってるんですけど、谷口さんがおっしゃっていた、
「結果はコントロールできない、ただし要因はコントロールできる。であれば要因にフォーカスするんだ。」と。
そして「その要因も、コントロールできるものとできないものがあって、できるものにフォーカスして、コントロールできるように行動変容を促す。」というようなアプローチって、何となくの感覚で思っていることなんですけど、改めてそういう風に的確に教えていただくと何かすごいわかりやすくて。
「なぜそれをやっているのか?」という当初の私の疑問を、本当に毎回毎回解決していただくというか、スッキリする感覚を持てるような感じがありまして、そこの学びが、今のは一例ですけど、そのような経験を毎回毎回させていただいたなぁ、というそんな感じを持っています。
「何を解決する」ではなく「クライアント自身がどうあるのか」にフォーカスできるようになりました
── 「虎の穴プロフェッショナルTHE伝承」の内容を実践して得られた気づきやエピソードをお教えください。
私はまだ経験値が浅いということもあって、どうしてもHow、どうしたらいいかっていうところでクライアントと話をするケースが当初すごく多かったなぁと今になって思っています。
上位概念ではそれがWhatだったり、もっと上に行けばWhyだったりするんですが、その辺のところを、理屈をきちんと押さえて谷口さんから習ったので、どこをクライアントと話すことが効果的なコーチングなるのか?っていう、そんなことをすごく学べたんではないかなと思ってます。
それまでどうしてもクライアントの話に引き込まれてしまって、一緒に問題を解決しようみたいな、そういうアプローチが自分で多かったなと思ってるんですけど、そこはそういった上位概念を持ってくることによってクライアント自身にフォーカスできるようになりました。
「何を解決する」というところではなく、「クライアント自身がどうあるのか」というところにフォーカスして、それがなぜそうなのかとか、そういった考えを引き出すことができるように、少しずつなってきたかなと。
まだまだ十分ではないと思うんですけれども、そういうきっかけを与えてくださった、そんな講座だったなというふうに感じています。
ぼんやりわかったような感覚でやっていたことが理屈で理解できるように
── 「虎の穴プロフェッショナルTHE伝承」を受講する前と後で、ご自身が一番変わったこと思われる部分はどんなところですか?
一つは、コーチングをすることへの自信というか、余裕が少しできたかなというふうに思ってます。それはなぜかというと、繰り返しですけど、ぼんやりわかったような感覚でやっていたことが、理屈で理解できるようになりました。
私の考え方の傾向として、なぜそうなのかを知りたいというのが強いタイプでして、そういう意味でそこがクリアになったことで、自分のコーチングに自信が持てたり、余裕が出来たり、そうすることによって、クライアントから見る私がコーチとしての在り方とか、その辺が少しずつ改善してきたんではないかなっていうふうに感じています。
コーチングを学び始めたけれど腑に落ちていないという方にぜひおすすめします!
ここで得られるものはその後のコーチングに大きくいい影響を与える
── 「虎の穴プロフェッショナルTHE伝承」をどのような方におすすめされますか?
おそらく、コーチングに初めて触れますとか、あるいはもうすでにプロのコーチとして活動なさってる方、どんな方にもおそらく得るものはたくさんあるんじゃないかと想像するんですけども、私は自分自身がお話ししたような経緯でした。
「若干コーチングを学び始めました、しかしまだ期間としてはそれほど長くない、で、実際にクライアントをもってコーチングもし始めているんだけども、何となく腑に落ちてないので自信もないし、何となくで、こう、フワフワしたところでやっている。」
そういう経験をもしなさっている方がいらっしゃれば、そういう方には本当に充実した内容で、腹落ちもしますし、そこで得られるものって、その後のその方のコーチングに大きくいい影響を与えるんじゃないかなと、自分の体験からそういうふうに感じています。
もしそういう環境にいらっしゃったり、そういう悩みをお持ちの方がいらっしゃれば、本当にいい講座だと思います
迷ったらこの「虎プロで」!
── 最後に、「虎の穴プロフェッショナルTHE伝承」の受講を検討されている方へのメッセージをいただけますか?
コーチングって本もたくさん世の中に出てますし、いろんな講座もあると思います。いろんな方がいろんなことをおっしゃっていて、本当にどれが正しいのかとか、もしかしたらすべて正しいのかもしれませんし、そこはわかりませんけど、受講する、あるいは学び始める者からすると、選択肢が多すぎて、どれをやればいいかって迷っちゃうんですよね。
ですけど、迷ったらこの虎プロで!
プロでやって行く方だけではなく、組織の中でコーチングを、コーチングカンバセーションを広めていくことでチームビルディングを活性化させたいとか、いろんな立場の方がいらっしゃると思うんですけど、
まず間違いなく大きな学びを得られると思いますし、ここで学んだことはおそらく次に学んだ方が広げていく、まさにTHE伝承という言葉を使っていらっしゃいますけど、そういうことができる、それだけのリソースとか、そういったものを与えてくださるので、これは本当に活用余地がたくさんあるんじゃないかなというふうに、本音ですごくそう思っています。